さようなら、歌舞伎座・・・

以前、鳩山邦夫さんが東京・丸の内の東京中央郵便局を38階建てのビルに建て替え計画について異議を唱えていらっしゃいましたね。
「重要文化財級の価値があるのに開発優先主義で文化や文明を壊していいのか。」と。

お騒がせな鳩山邦夫さんですが、唯一共感を覚えた一言でした。
（ただ中央郵便局は地味な建物で、重要文化財級の価値があるっていうのはちょっと大袈裟では、と思いましたがね。）

経済効果とか考えたら再開発はやむを得ないことだとは思うのですが、古いものを壊してしまうことは本当に残念なことです。
表参道ヒルズとなってしまった同潤会青山アパートも然り・・・。

そして今度は東京・歌舞伎座です。
ご存知の通り５月から工事が始まります。

計画としては劇場部分の外観は従来通りの桃山様式の低層ということですが、高層のオフィスビルを併設することを考えると、入口だけ低層で中身は高層ビルってことではないんでしょうか。
京都の南座のように外観はそのままに内部を全面改修することはできたらよかったのに・・・。

ちょっぴり寂しい気持ちで最後の歌舞伎座の姿を撮っておきました。




建て替え後のイメージはこんな感じらしいですよ。

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